そうだ、小屋を建てよう(1)

fullsizerender「オレのハンマーが火を噴くぜ。噴いたところで機能的にはどうってことないぜ」

さて、という導入を使うにはあまりにも前回の記事から間が空いているでお馴染みのブログ「カラーTVとメルセデスベンツ(仮)」ですが、この度、表題の通りに小屋をリアルマインクラフトすることにしました。単刀直入すぎるって? あたしね、前置きをグダグダと述べて結論に説得性を持たすようなやり方が嫌いなの。好きなものはマシュマロとオリオンビール。え、オリオンビールは薄くて美味しくないって? 本土で飲むからだ馬鹿野郎!

ちなみに沖縄は学生時代に修学旅行で赴き、インフルエンザで倒れてから再訪しておりません。まあ、建設の理由なりなんだりはまた後日に。わたしのことですから、やりたくなっちゃった以外にさして深い意味はございませんが

 

img01まずはこちらの掘っ建て小屋をご覧ください。右手に見えますのは今にも口からビームを吐かんとする凶悪な怪獣です。見て見ぬふりをしましょう

以前、わたしの父方の方の田舎にですね、「小屋を建てたいから土地を見繕ってくんちょ」と相談したところ、「こいつ(※写真)を壊して出来た場所に作っちゃえばいいじゃない!」と爽やかな訓示を頂戴したのでそうすることにしました。こう見えてわりかし素直な部分もあるのです

 

img_4133屋根の上には、古(いにしえ)の太陽熱温水器が載っております。メーカーは確か、日立さん。物心ついたころにはもうあったような気がするので、随分古いものなのでしょう

この掘っ立て小屋自体は母屋の風呂工事をした折に、工事期間中の給湯をアレするアレでアレしたんだと聞いたような気がします。違うかもしれませんがそんなことは別によいのです。わたしが子どもの頃はなんとこの家、五右衛門風呂でした。若い方は見たことがないでしょう。薪で焚いて、底にすのこを敷くんですよ。熱いからね

 

img_4136太陽熱温水器は、構造として本体(貯湯タンク)に太陽熱集熱器のパネルが接続して成り立っています。いっぺんに外すほどマッチョではないので屋根上でバラしつつ、まずはパネルを下ろす作業をば。中に抜ききれなかった水が溜まっていてわりと大変でした。もう一度言います。わりと大変でした

 

img_4140本体もドーン!(この間、2日ぐらい)

 

img_4141トタンを剝がしていきます。勢いをつけて剥がした時に、釘が連鎖してドルゥルゥルゥ!って抜けると結構気持ちがいいんですがあんまり共感は頂けないでしょう

 

img_4142いっそ清々しいほどの傾きっぷり。今回のわたしの意向は渡りにシップだったようで。お前が舵をとれ! お前が舵をとれ!

 

img_4147ここまでくればあっという間

 

img_4149倒した柱。結構立派な建材ですが、根本が腐ってしまっていたようですね。わりとギリギリで建っていたんだと思います

 

img_4148独立基礎。見た感じ、地中深くまで入っているので今後の作業の大きな障害となってくるでしょう。他人事じゃないぜ。ハンマー人生の始まりである。持て、筋肉! 勘弁して筋肉痛!

 

img_4172バラし終わったところ。写真じゃ伝わりませんが、元々あったものが無くなると妙に風景が広く見えるものです。何か適切な例えをインサートしようとして諦めた経緯はあなた方には関係のないところ。大丈夫、気にしなくていいよ?

 

img_4144犬も何してんだあんたらって顔でわたしを見ます。ああ、何故君はこの事業に対し、協力的ではないのか。何故その肉体を駆使して、わたしに労働力を提供しないのか。なんだい、「いつも餌をくれるのは君ではない」だって? あらやだ正論

この後、土地がそもそも傾斜しているので土を掘って水平を出す作業に移行します。この時わたしは、そんなものちょちょいのそぉいだろうと思っておりました。しかしそれは、大きな勘違いだったのです。ああ、今この時空に戻れるのならば。戻ったのならば。わたしは同じ手順を踏んで同じ作業をすることでしょう。だって特に出来ることなんて、ないのだから!

地道が大事ッス。つづくッス