講演のご報告+後記

少し間が空いてしまいましたが、先日、東海村立図書館にて講演をさせてもらったのでご報告を。ご来場いただいた方々が何をお思いになられたかは分かりませんが、わたしとしてはそれなりに笑いは取れたので、手応え的なものをちょこっとだけ感じていたり。ファンの方に差し入れまで頂いちゃって。どうしよう

さて、当日にMCの方から「若い方に何かメッセージを」とふられた折、どう考えても彼らに対してわたしが何かを示すのはきっと無責任になるだろうと感じたので、悩んだ末に「特にない」と答えてしまったのですが。これがどうにも自分の中で引っかかっていて、あれから色々と考えた末に氷解とまではいきませんが解決には進んだので今さら、解説をしてみようと

と言っても分かりやすく説明出来る自信はあまりないのですが、個人主義だとささやかれるこの時代に、彼らを若者という集団としてカテゴライズして言葉を放つのは時代に逆行した行為であるし、また、少なくともそれはコミュニケーションとしては成り立たないとわたしは考えるわけです。イマドキ誰にだって特別な事情はあるから、アドバイスを送るならそれを考慮しなければ有用な意見とはなり辛く、また押しつけとなってしまう可能性がどうしても出てしまいます

勿論それを無責任と言ってしまうのは明らかに言いすぎなのですが、彼-ら-にとって有用であろうとすれば現在のわたしの”程度”では始めの問いに対し、特にないと答えざる負えなくなってしまう。その代わりに疑問をぶつけてくれればわたしの答えられる範囲で一生懸命答えますし、もしかしたら有用なことも言えるかもしれません

わたしは頭のいい人間ではないですし、要領がいい方でもありません。なのでこんな見解を出してしまうのですが、ただここまで悩み抜いて生きてきた分の蓄積はあるので、その中に誰かの役に立つものがあるかもしれません。これはわたしだけではなく、月日を重ね、努力をしてきた人達みんなそうです。わたしは特別な人間でもなんでもありません

大人として、若い方に出来ることは何か。最近そんなことを考えます。実際に自分が大人(と言われる年齢)になってみて、実はそんなの、あんまりないんじゃないのかとふと思ったり。案外大人が出来ることって、若い方の成長を喜び、助けを求められたら手を差し伸べる。それくらいなのかも。だっていつだって彼らは、最後には自らの力で羽ばたくのですから

終わり方が素敵すぎるのでお茶を濁します。ちょっと家を空けた隙に限って、頼んでおいた宅配の荷物が来るのはこれは何かの呪いですか? 術者の君、ちょっとそこに直れ

 

Information

注目

9784062201568_w

初の小説「COLORS」(講談社)

著作・装画・装幀・挿絵
カスヤ ナガト

コチラよりレビューを頂戴しております