つまらないってどういうこと？ 価値がないってどういうことだろう？
今まで生きてきて、まあ少なくとも赤ん坊よりは長い時間をこの此岸で踏み台昇降のようにその場で登ったり下ったりしてきたつもりなのだけれども。沢山の無駄なことを積み上げてきた自負はあって！ それでもその無駄を自身で無駄とせず有用に活用しようと思えば少なくとも今まで生きてきたことの隙間にそんなに無駄なんてないんじゃないかと思うのがあたしのちっぽけな哲学なのね。まあだらけてきたことは否定できないががが！
例えばぼくが専門学校でジュエリー制作を学んだのがハイティーンの年月（としつき）よ。ブギっすよ。ロウ付けの技術は右に出る者がいなかった（マジで）過去のぼくは今、やすりや糸鋸やバーナーを持たずに絵を描いています。高い学費を母子家庭の母に払っていただいたのは今では大変に申し訳なく思うけれども、その経験のおかげでなんと今ジュエリーは別に資料見なくても普通に描けます。流行り廃りがあるから一応見るけどね。ほら他業種になっても別に無駄になってないじゃん？
下手くそだから漫画家さんみたいに人物はさらっと描けないけれども。ぬぬぬぬーっつって一生懸命時間をかけるけれども。それでもあの３年間は間違いなく今ぼくの血肉になってるわけだ。まあ活用出来てるからそう言えるのかもしれないけれどもさ。でもさ、３年間一つのことに没頭するって大人には中々出来ないことですよ。１年でもそうだ。それを無駄とか言って否定するのって、若いころは簡単に出来たけれど今それをすることはなんか嫌なんだ。年取ったからかな？ なんというか仏をインストールしかかっているというか。そのことを必死に否定していた過去の自分さえ、なんかちょっと許してやろうかという心持ちに今なってい。。。いや、どうだろう。そうでもないかな？ 黒歴史ってあるじゃん。酷かったですねー昔の自分！ あ、やっぱ許せないかも。あれ昨日なに食べたっけ？ ああ特売で買ったサガリをお腹いっぱいでどっかに置いたような。。。あれなんの話だっけ？ バイバイ仏！
日本人は世界的に稀有な人種で、何故ならYES/NOではなく（その二つを黒と白に例えるなら）間に広がる無限の灰色というグラデーションの中で生きてきた民族だとぼくは解釈している。だから今自分に必要ないからって無駄とか言うなよ。それはグラデの中の事柄かもしれないし、第一悲しいじゃん。だってそこにはちっぽけかもしれないけれど、必ず物語が存在しているのだから。
サガリはダメになってたよ。。。 くそったれ！