一枚絵を描いていると、人物は(ものにもよるけれども)大体1~2人とすることが多く、それも決まったポーズなんかがわたしの場合は多いのですが、ここ最近は人物カットばかりを連日描いていて、それぞれに違いを出そうと自分なりに孤軍奮闘しているのですが。そんな中、ふと面白いなあと思うことがある
例えば、顔の描き別けなんてものはまったく意識していないし、したこともあまりないのだけれど、描いたものをずらーっと並べるとちゃんと別人になっているということに気づく
これは今、それぞれにお題があるものを描いているので当たり前といえば当たり前なのですが、各々服装の違いや職業の違いがあるから、別に設定をせずともなんとなく該当のイメージに沿って筆を進めることが出来ているんですね。よくよく見ると、骨格や筋肉の付き方なんかも違う
考えずとも無意識の思考がキチンと選別をしていて、きっとそれはイメージと呼ばれる分野で処理がなされて、ギタリストのアドリブのようにそこに適したものを選択している。「なんとなく」を紐解くと、そういうことになるのかなと一人腑に落ちた気持ちになったりして
感性の動きや、受けるということ、発するということにちょっと意識を向けてみると、自分でも知らなかった自分が発見出来て結構楽しい。それがいいことなら自信に繋がるし、悪いことなら修正していけばいい。そうやって日進月歩、少しは上等な人間に近づければいいなと強く思います
明日もよしなに